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本部 K.J

本部

K.J

中小企業診断士のスキルを活かし
お客様の一番の相談相手になる。

地域で頑張っている中小企業の経営支援に携わりたいと思い、城南信用金庫に入庫しました。1年目は店内で預金や為替、融資の基本業務を学び、2年目から法人担当として外に出ました。経営者にはお会いできたものの、自分の非力さをすぐに思い知らされました。経済や経営の知識が足りません。このままでは相談をいただいても何もできないと感じて、とにかく勉強しなければと思いました。
目標にしたのは中小企業診断士の資格取得です。20代でこの資格を取る人は少ないと聞きましたが、資格という目標があったほうが勉強しやすいと思いました。毎朝、始業前の午前7時から1時間、そして平日の夜と土日もできるだけ勉強に充て、入庫3年目で全7科目のうちの3科目、4年目で残りの4科目に合格し、その後、中小企業診断士養成課程のある中小企業大学校に出向して半年間学び、資格を取得しました。入庫5年目の27歳のときです。半年間の勉強は演習も実習も非常にハードでしたが、実践的なカリキュラムなので力がついたことを実感することができました。

出向を終えて今の部署に着任、営業店の担当者が依頼してくるお客様の経営相談に乗っています。私自身が営業店の法人担当であったときには、お客様からいただく相談にも、融資という限られた視点で対応しがちでした。しかし今は、お客様の経営課題が何であり、それをどう解決するか、そのための最適な施策は何かという、より広い視野でのアプローチができるようになりました。
特に今私が多く扱っているのが コロナ禍での事業再構築を目指す企業が申請できる「事業再構築補助金」の申請支援です。この補助金を得るためには、詳細な事業計画を策定することが求められます。経営者の頭の中には漠然と「やりたいこと」があっても、それを論理立てて整理し、数値目標も含めた事業計画書に落とし込むのは簡単ではありません。経営者との面談を重ね、ゴールを明確にし、それに向かってどう歩んでいくか、一緒に一つひとつ整理していきます。「大分頭の中が整理できた」「次にやるべきことがわかった」といった声をいただくことも多く、そのときはうれしいですね。
営業店時代は担当の法人の経営者と長くお付き合いをしますが、現在の部署では、毎回、業種も業態も異なる経営者にお会いし、一回一回が真剣勝負です。それだけに緊張感もあり、自分の成長の機会としても非常に大きなものがあると思っています。困ったときに名指しで呼んでいただけるような高い専門性と幅広い知識、そして人間としての魅力を備えた職員になりたいと思っています。

先輩からのメッセージ

どんな仕事に就くかは、入ってみないとわかりません。仕事の細かい内容を気にするより、成長していける環境があるかどうかをしっかり見てください。城南信用金庫には素晴らしい上司や先輩がいますから、多くのチャンスがあると思います。

休日の過ごし方

高校までサッカーをやっていましたが、私はもともとインドア派で、家の中でのんびりしているのが性に合っています。読書や映画を見たりして過ごします。今はまっているのがサウナ。水風呂とセットでリフレッシュしています。